サービス領域(3)

在庫・商品・受注管理

ネットショップ運営から物流管理まで

商品を扱う業態であれば、在庫管理や商品管理、その受発注業務から逃れることはできません。商品マスタを整備し、在庫状況を正確に保ちつづけるのは非常に骨が折れる作業です。また、常に飛んでくる受注をみながら在庫数を変動させる必要があります。

自社で完結する場合でも、別の会社やモールが関与する場合でも、こうした変化する状況を正確に管理するのはシステムの得意分野です。どういったことが可能になるか、いくつかご紹介します。

独自ネットショップ

楽天市場のようなショッピングモールに出店することも一つですが、完全に独自のネットショップを作ることもビジネスの可能性を拡げる場合があります。特殊なことをしないのであればShopifyのような月額課金型のサービスを採用するのが賢明な場合も多いですが、そういった汎用的なシステムのカスタマイズでは実現できないような構想をお持ちであれば独自構築のネットショップが選択肢に入ってきます。

商品の買い方、注文の仕方を自由に構築することができるため、扱う商材にあわせて徹底的にフォーカスすることができます。顧客体験全体をデザインすることができますので、費用や工数は多くかかるものの、一つの強力な競合優位性に育てることが可能です。

ネットモール連携

複数のモールに店舗を展開している場合、すべての店舗用に別で在庫を管理していない限り、売りすぎ、売り逃しを防止するために各モール側の在庫数を更新し続ける必要があります。月額課金型のサービスも多く存在する領域ですが、取り寄せ品も含めた在庫管理を行いたい場合や、細かい分配ルール、値付けで各モールを管理したい場合には、独自システムによる管理が選択肢に入ってきます。

また、月額課金型のサービスは商品点数や受注件数にあわせての課金体系になっていることが多く、大量の商品、大量の受注があるお店には大きな負担になることも少なくありません。そういった場合にも、独自構築が現実的な選択肢になり得ます。商品撮影から商品登録までのフローや、販促連携、各モールでの施策対応など、細かい効率化の種はいくらでもある領域です。

受発注管理

卸やメーカーなど、小売店からの受注をなんとか効率化したいと考えているところも多いと思います。まだまだIT化が進んでいない業界も多く、システム化して取引先にIDを発行することで、ミスを減らし、受注に関する業務量を大きく減らすことができます。

複数社で協業できるのであれば、共通のプラットフォーム上で受発注を受け付けるのも一つでしょう。複数社が参加すれば小売店側の発注に伴う負担も下がるため、利用率が高まることが期待できます。費用負担も分担することができるため、共同で構築するのはもちろん、主体となった企業が参画する企業から費用を徴収するかたちでも良さそうです。

倉庫・物流管理

ロジスティックは通信販売がますます盛んになる現代においては、ビジネスとは切っても切り離せない存在です。そうした倉庫管理業務も、システム化することで、その正確性と、スピードを高めることが可能です。

バーコードによる物品管理はもちろん、棚の移動への柔軟な対応や1点単位での品出し追跡など、突き詰めるべき機能はいくらでもあります。また、物流委託をうけるのであれば、その顧客用の画面や、やりとりのためのマイページを設けることも必要でしょう。システムとして倉庫で働くスタッフを支援する機能も豊富であるべきで、人材不足が加速する今、より利用者フレンドリーなシステムが求められていると言えます。


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