多種多様な事業理解が生むスピード感
私たちのお客様の業態は、非常に多岐にわたります。大学のような教育機関もある一方で、卸問屋や製造工場、通信販売を専門にした会社など、教育から小売まで様々なシステムを開発してきました。こうした開発の過程で得た知見はその業態や業務の理解を深め、開発の精度を高めるのみならず、仕様提案の質を高める効果もあります。
私たちは少数精鋭のチームです。そこには経験の浅い新人はいません。「担当者が不勉強で使えなかった」「議論がなかなか進まなくて困る」といったことはありませんのでご安心ください。一方で、業界の常識に染まりすぎても意味がありません。外部であるからこその新鮮な提案ができるかどうかも非常に重要ですし、そのためのプロとして研鑽は怠りません。
こうした知見、知識が蓄積されているからこそ、お客様の要望を的確かつスピーディーに理解することにつながります。さらに、その裏にある背景にも思考が及ぶことで、システムのプロとしての的確な提案にもつながるのだと考えています。専門性を持った多様性こそ、鋭いソリューション提案に不可欠です。
既存のシステムとの連携も可能
立ち上げたばかりの企業でない限り、すでに何かしらのシステムが稼働していることも珍しくないと思います。蓄積されたデータも当然あるでしょうし、その中には決して失ってはいけない重要なものもあると思います。そうした既存システムのリニューアルも可能ですし、既存のシステムを残したまま、システム同士が連携するかたちで新しいシステムを開発することも可能です。
APIのようなインターフェースが準備されているのであればそれを活用することもできますし、そういった仕組みがなければ、データベースにアクセスすることでデータ連携することもできます。さらにはそういったことも難しいようであれば、力技で情報を抽出し、定期的なデータ同期で擬似的に連携する、といったことも可能です。
もちろん、すべてを一新することが最も業務効率があがる可能性はありますが、事業運営上の制約や予算の制約など、様々な制約が存在します。段階的に機能開発することも選択肢になりえるでしょうし、最適解はいくつも存在すら有りえます。そうしたご事情にあわせて、既存システムも含めた、最適なシステムの未来像をご提案することも可能です。
外部サービスを活かした構築も対応
Office OnlineやOutlook、Google WorkspaceにDropboxやBoxなど、近年、ビジネスの現場で活用されているWEBサービスは枚挙に暇がありません。こうしたサービスを既に利用中であれば、APIという連携するための仕組みを活用することで、こうしたサービスとの連携を視野にいれた設計、開発も行うことができます。昨今はIT活用がビジネスの基盤となることも多く、一つのサービスですべてをカバーできることのほうが珍しいと思います。使用しているサービス間の連携も、今後ますます当たり前のように求められていくことが予想されます。
例えばGoogle Workspaceをお使いであれば、それぞれのGoogleカレンダーの内容を読み込んだり、書き込んだりする連携が考えられます。他にも、ファイルの置き場等は外部サービスに委ねつつも、その管理やアクセスは自社システム内に統合するといった使い方も可能です。すべてを自社システムでカバーするのではなく、適材適所で外部サービスを活用することで、結果としてトータルでの工数が下がる場合もありますので、連携機能の検討の価値は十分にあります。
今後もこうした便利なサービスは増え続けることが予想されますし、流行り廃りにあわせて、採用するサービスの入れ替えも社内で行われると思います。そうした際の変更の度に自社システムが大きく振り回されていては業務に支障がでてしまいます。そうした変更にも柔軟に対応できるよう、システム設計の段階から変更に強い仕組みにしておくことが重要でしょう。